不妊検査とは?6大基礎検査と受けるタイミングについて

 

こんにちは!

この記事は「不妊検査ってどんな検査なの?」と不妊検査について知りたい方のために、不妊検査とはどんな検査があるのかご紹介します。

 

■不妊6大基礎検査はこんな検査がある

 

①基礎体温測定

基礎体温は目が覚めて起き上がる前に婦人体温計を舌下に入れて測定します。基礎体温を連日記録すると、低温と高温の2層を示し、その移行期に排卵が起こっていると考えられます。排卵を正確に予測するのは困難ですが、排卵の有無の確認や黄体機能の推測に有用です。また、排卵を確認して他の検査の実施計画を立てるうえでも役に立ちます。

絶対基礎体温を付けなければならないということでもありません。ストレスならやめてもいいんです。

病院やクリニックに行く際は、2,3ヶ月分を用意しておくとよいでしょう。

 

②子宮頸管粘液検査

頸管粘液は子宮頸管から分泌され、おりものの一部となり、エストロゲンやプロゲステロンに反応して、変化します。エストロゲンの分泌量が増加すると、頸管粘液量が増え、粘り気が減少し、伸びやすさが増え、子宮内へ精子が侵入しやすくなります。頸管粘液の性状を調べることで排卵期を予測できます。

 

③超音波検査

排卵時期や卵胞の発育状態、子宮内膜の厚さなどを予測するために最も有用な検査であり、診断時以外にも治療段階においても頻回に行われます。プローブという器具から出る超音波を体にあてることで子宮や卵巣の状態を画像で確認します。プローブは膣内に入れるタイプとお腹の上からあてるタイプがありますが、不妊治療では主に膣用が用いられます。直径1.5~2㎝の細い超音波プローブを膣から挿入し、卵巣や子宮の状態を観察します。

 

④子宮卵管造影検査

X線(レントゲン)で透視しながら子宮口から造影剤を注入し、卵管の通過性や卵管留水症の有無、子宮の形態を調べます。不妊原因のうちもっとも多いのが卵管が詰まる卵管障害であり、子宮卵管造影検査で確認できます。造影剤が狭窄した卵管を押し広げて通過性をよくするため、検査後に自然妊娠を得られることも少なくありません。

 

⑤採血

生理中に行う卵胞期採血と、排卵後に行う黄体期検査、その他に甲状腺を調べる検査、プロラクチン、AMH、血糖値などを測定します。

 

⑥精液検査

病院やクリニックから渡された容器にマスターベーションで精液を全量射出します。禁欲期間は長すぎてはいけないので2~5日程度が多いですが、具体的な期間を指定されることもあるので、病院やクリニックの指示に従ってください。精液の量、精子の数、運動している精子の数などを顕微鏡で観察し、WHOの基準値と照らし合わせて自然妊娠が可能か検討します。体調やストレスなどで精液の状態は大きく変わるため、よくない結果が得られた場合には2~3回検査を行うこともあります。スマートフォンでできる「精子セルフチェック」や郵送での精子チェックもあります。「精子セルフチェック」は測定キットを購入後、アプリケーションをダウンロードし、採取した精液から精子の濃度や運動率などを解析することができます。

※精液検査の基準値
精液量1.5ml以上
精子濃度 1ml中 1500万個以上
精子運動率 前進運動精子 32%以上(採取後60分以内)
正常形態率 4%以上

ちなみに、容器に入れて見ると、思っていたより少なくて旦那さんががっかりしていたという話もありましたが、1.5mlって思っているより少ない見た目なので、自己判断でがっかりしないでくださいね。

 

以上6つが不妊基礎検査になります。不妊基礎検査の中で①の基礎体温測定は、すでに続けている方も多いのではないでしょうか。妊活で活用できる1つですが、ストレスという方もいらっしゃいますよね。そんなときは、無理に測る必要はありません。測りたくなるときまで、体温計はそっとしまっておきましょう。体外受精をされている方は特に測る必要ないでしょう。②~⑥は病院やクリニックでホルモンの周期(生理)に合わせて検査を受けることになるでしょう。

■どのタイミングで病院に行ったらいいの?

ホルモンの周期に合わせて検査を受けるなら、どのタイミングで行ったらいいの?と思うかもしれません。仕事をしながら、家事育児をしながらだと、なかなか検査に行けるタイミングって難しいですよね。混んでいる所なら尚更行くことが億劫になるのもわかります。どのタイミングというのは病院やクリニックによるのですが、ほとんどの病院やクリニックでは、基本的にどのタイミングでも良いようです。そのとき受けられる検査から受けていくようです。「初回に行った際に、次はこのタイミングで来てくださいね」と指示があるでしょう。最初は事前に電話をして確認するのがベストかと思います。

 

■男性医師はちょっと・・・

そう思われる方は、女性の医師がされているところも多いので、そのようなクリニックを探して行くことで、少し安心して受けられるのではないしょうか。

 

■不妊検査は無駄になることはない

不妊検査って何をされるのか怖いし、あまり受けたくない検査ですよね。
ですが、今の自分を知ることで、妊活の近道になることもあります。
不妊検査を受けて何もなければ、時間とお金が無駄になったと思う方、それは少し違う気がします。
検査をして何もなければ安心を得ることができます。
妊活スピードを上げるための1つの手段として、検討してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。「不妊検査とはどんな検査なのか」不安な気持ちが少しでも解消につながっていましたら幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です