【生理と妊娠】女性ホルモンについて知っておこう

女性ホルモンとは

女性ホルモンとは、女性の卵巣でつくられるホルモンのこと。

女性のカラダはエストロゲン、プロゲステロン、オキシトシン、テストステロンという4つのホルモンが働き、1ヶ月の中でバランスを変化させています。

この変化によって、私たちの気持ちも変わっているのです。

 

1ヶ月の中で女性の心はこんなに変わる

1週目(生理中) ダルダル期

オキシトシン↑ 心を落ち着かせ信頼や愛情を呼び起こす

判断力が鈍り動作も遅くなる。

プロゲステロン↓ プロゲステロンが減ると、むくみや疲労感イライラ、不安感が出ることがあります。生理痛なども加わり、内向的で身体が思うように動かない時期。

 

2週目 キラキラ期

エストロゲン↑ 肌や髪にツヤがうまれて魅力が強くなる。

理性が働きにくく、性欲が高まる。

オキシトシン↓活発に活動できるようになるが、相手を思う気持ちに欠けることがある。

 

3週目 まじめ冷静期

プロゲステロン↑オキシトシン↑ 思考が冷静になる。

キラキラ期に比べて急にブレーキがかかるので、落ち込んだようになることもある。

 

4週目 イライラ期

テストステロン↑ 男性ホルモンの影響で、支配欲増加、攻撃的、衝動的になりやすくなる。

プロゲステロン↓ イライラや不安に悩まされる。

 

様々な変化が起こっていますね。

人間ですから多少の気持ちの変化は仕方ないことですが、まず知っておくことが大事です。

これまで気分の浮き沈みやイライラ、むくみなどの変化を感じていた

世の中も以前より少し生理に理解が増しているようですが、素直に受け止めてくれる男性はほとんどいないのではないでしょうか。

気持ちの変化が大きくなるというのは、妊活にも影響してきます。

気持ちの変化が激しく悩んでいる方は、毎日の食事・睡眠・環境を見直して自分にやさしい生活を心がけてみましょう。

 

妊娠に関わるホルモンとは?

エストロゲン(卵胞ホルモン)

卵胞の発育とともに産生されるため卵胞ホルモンともいい、女性らしさを作るホルモンで思春期から分泌が盛んになります。

卵子の排卵を促す働きがあります。

主に卵胞や黄体から分泌され、子宮の発育や子宮内膜の増殖、乳腺の発達、女性らしいからだつきを促進するホルモンです。

エストロゲンには、エストロン(E1)、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)の3種類があり、エストラジオールが最も作用が強いです。

40代を過ぎて現れる、うつやイライラ、倦怠感、不眠といった様々な更年期障害の原因はこのエストロゲンの分泌量の減少とも言われています。

また閉経後の女性に骨粗鬆症が多いのはエストロゲンの減少により骨の維持活性能力が急激に失われることが関係すると考えられます。

 

プロゲステロン(黄体ホルモン)

黄体ホルモンともいわれ、赤ちゃんを迎えるために子宮内膜を柔らかくして妊娠しやすい環境を整える働きがあります。

排卵後、卵胞が変化した黄体から分泌され、妊娠中期以降になると胎盤からも分泌されるようになります。

プロゲステロンは月経周期や妊娠に大きく影響しています。月経周期は生理の期間のほかに卵胞期、排卵期、黄体期(排卵が終わって月経が開始するまでの期間)の3つありますが、プロゲステロンの分泌量は期間によって変動します。

卵胞期は妊娠の可能性に備えて子宮内膜は栄養や水分を溜め込み厚くなっていきます。受精が起きなかったら子宮内膜は剥がれ落ちて次の月経がはじまります。

排卵期は黄体形成ホルモンの刺激により、卵胞が卵巣から飛び出して卵子が放出されます。卵子が受精できる期間は排卵後12時間程度。排卵期は16時間~32時間程です。

黄体期は受精が起こらなければ排卵後14日間程続きます。排卵が起きたら卵胞が黄体となり、大量のプロゲステロンが分泌されます。受精卵が着床した場合に備えてプロゲステロンは子宮内膜の厚みを増やし、栄養や水分を取り込みます。また、細菌が子宮内に侵入できないように子宮頚部の粘液の粘度を高める働きもあります。

黄体期にはプロゲステロンの作用によって体温が上昇し月経が始まるまで維持されます。(高温期と言われる期間です)基礎体温はこの体温の変動をみて排卵が起こっているかを調べることができるものです。

受精卵が着床した場合は、胎児が成長して自らホルモンを分泌できるようになるまで、黄体からプロゲステロンの分泌が続きます。

プロゲステロンは基礎体温を調べたり、採血や尿検査で分泌を調べることができます。

プロゲステロンの数値が低い場合は、卵巣機能不全、無月経、無排卵の可能性があり、不妊の原因となる場合があります。

 

卵胞刺激ホルモン(FSH)

 

 

性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)

 

プロラクチン

脳下垂体から放出されるホルモン。出産後に母乳の分泌を促す働きがあります。

母乳だけでなく、妊娠にも影響を及ぼします。

過剰に分泌すると排卵障害や生理不順などの不妊の原因となることがあります。

ほかにも黄体機能不全や初期流産などに関係すると言われています。

プロラクチンの値が高い場合は薬の服用で安定させます。

オキシトシン

 

 

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